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アーユルヴェーダで銅がいいと言われる理由

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銅が何故アーユルヴェーダの製品によく使われているのか。それは歴史的背景と、豊かな鉱物である地域性に関係します。

 

銅のカップや、お水のポット、舌みがきなど、質問者さんが言う様にアーユルヴェーダのアイテムでは銅製品が多くあります。

 

銅という金属は、数種類あります。日本でなじみがあるものは硬貨です。5円玉は真鍮、10円玉は青銅などでできています。

 

アーユルヴェーダで使用する銅は純銅を指します。銅は他にも洋白、クロム銅、ベリリウム銅など普段聞き慣れない種類が数多くあります。

 

銅製のスプーン

アーユルヴェーダでよく使う銅と真鍮の違い

銅と真鍮は間違えられやすいのですが、2つの金属の大きな違いは、銅が純物質であるのに対して真鍮は合金です。

 

銅に含まれる亜鉛の割合が20%以上になるものを黄銅もしくは真鍮と呼びます。重さも異なります。

 

アーユルヴェーダの古代のテキストの中に古くからの慣習として銅製品が出てくるのは、インドで鉱物が豊富で、体にいい影響を及ぼす事がわかっていたからです。

 

アーユルヴェーダでは昔から、銅製の容器に水を貯めると、自然な浄化作用が生まれると考えられてきました。

 

水中に存在するすべての微生物、カビ、真菌、藻類、および細菌を殺し、水を完全に飲用に適したものにすることができると言われています。

 

当時のインドは浄化システムが発達しておりません。そのため、古くから天然の鉱物を用いて、浄水していたと考えられます。

中古新品 銅製のポットとグラス

銅製の容器に、できれば一晩または少なくとも4時間貯蔵された水が理想です。少なすぎても多すぎてもいけません。水の温度は常温です。アーユルヴェーダは温度も意味があります。

 

銅は人間の健康に不可欠な必須ミネラルです。水にその成分が溶け込みます。抗菌・抗酸化作用もあります、抗発癌性、および抗炎症性や、毒素を中和するのにも役立ちます。

 

体は銅を合成できません。そのため、食事から入手する必要があります。1日に約2mg必要と言われています。アーユルヴェーダの時代にこれらが理解されてたと思うと驚きです。

 

 

銅を摂取できる食べ物は、カキやレバー(20~30mg/kg)、穀類や豆類、木の実などに含まれています。銅製の容器に保管されているコップ2〜3杯の水を飲むことは、体に十分な銅を供給するもう1つの簡単な方法です。

銅の効果はこんな所にも

他にも、消化器系の向上、胃の中の炎症を軽減する特性があります。さらに、潰瘍、消化不良、感染症の優れた治療法に なります。

 

銅は胃の浄化と解毒を助け、肝臓と腎臓の働きを調節し、老廃物を適切に排除し、食物からの栄養素の吸収を確実にします。

 

1893年、極僅かな銅を水に混ぜるだけで、驚くべき殺菌作用を有することが発見されました。これを金属微量作用と呼び、銀や水銀も同様の効果を示すことが発見されてます。

 

2004年3月、銅は厚生労働省によって「栄養機能食品」として表示ができる栄養成分のひとつに定められました。科学的にも、現代において銅製品を使用することは体にいい影響を与えるのがわかります。

銅製のマグカップ

銅は磨かないと黒ずんでくる

唯一デメリットをあげるとすれば、銅製品は磨かないと酸化して黒くなってしまいます。手入れが必要なのは面倒を思う人がいるでしょう。

 

体にいいからといって、取りすぎは危険です。1981年に日本では銅製品が腐敗すると猛毒になるというデマが流れたこともあります。こんな時代だからこそ正しい情報をきちんと判断したいものです。

 

アーユルヴェーダの素晴らしい所は、6000年前の文献に書かれている事が今でも行われ、効果を発揮している事です。いかに古代のインドの智慧が素晴らしいものだったかおわかりになるでしょう。

 

銅・真鍮パウダー

銅製品を買う際は、磨き粉も買うのをお忘れなく。銅はほっておくと2日ほどで黒ずんでしまいます。磨き粉がない場合は、塩とお酢またはクエン酸をつけて、スポンジでこすると色が戻ります。

アーユルヴェーダ銅製品のお勧めは水ポットとコップ

銅製品でのおすすめは、シンプルですが、水ポットとコップのセットをお勧めします。

手軽に銅の成分を吸収できるうえに、水は常温で毎日2Lが目安と言われています。

 

これなら1日分のお水を計量する手間も省けますね。

銅製ピッチャーとコップ

日本にはたくさん便利なものが売っています。

 

銅製品を見つけたら、きれいに洗浄してお水を飲むことから試してみてください。常温のお水が日常生活の習慣として慣れてくれば一石二鳥です。

 

このブログでは、皆さんのアーユルヴェーダやインドへの質問を受け付けています。お気軽にお問合せください。それでは素敵な一日が過ごせますように。